デジタル一眼レフカメラから、いつの間にか画像記録サイズからM-RAW、S-RAWが設定が消えました。2019年頃からではないでしょうか。高画質のみで写真撮影される方には、あまり影響は無いかと思います。多分、メーカー側も多くの方が使われない機能だったからかもしれません。しかし私の場合は、仕事であまり大きな画像サイズは不要で、A4サイズ程度の印刷用データが必要だったり、HP用でも小さな写真サイズでのみに使用する場合やイベントなどの記録用でも、S-RAWはよく使っていました。

カメラ設定で記録されるjpgファイルは、印刷用のデータに使えない

撮影したデータが、いきなりjpgの72ppiで記録されると、印刷用のデータが必要の場合は使えません。何故なら、印刷用は350dpiの解像度が必要だからです。解像度の問題でjpg形式は使えないのです。

jpgファイルは、 RAWのように色の調整が自由にできない

また、jpgデータだと露出や色温度、細かな色の調整が効かないので、それも使えない大きな問題です。あわただしく撮影している最中に細かな色の調整はなかなか出来ません。その為、細かな色の調整は撮影後に行っています。それにはRAWデータが欠かせません。

RAW、C-RAWではデータが重い

もちろん、最新機種でもRAW、C-RAWの記録ファイル形式はありますが、約2100万クラスの画素数でも、1ファイルのデータ量は大きなサイズになります。撮影枚数が多ければ多い程、フルサイズのRAW、C-RAW形式だと全体としてかなり重たいデータ量になります。RAW、C-RAW形式から色の調整、現像、ファイルの保存、元データのバックアップなど作業に影響が出ます。

以前のS-RAWは、データが軽かった

以前まで仕事で使う場合、殆どがS-RAWで撮影していました。S-RAWで撮影した印刷用の写真サイズはA4サイズです。この程度のサイズがあれば十分だったからです。もちろん、S-RAWですからデータも軽く、撮影後の色の調整、現像などの作業も短時間で行う事が出来ました。

M-RAW、S-RAWの設定が無くなって、今後はC-RAW

C-RAWは、RAWよりもデータサイズが軽く画質も殆ど変わらないので、今後はC-RAWをメインに使っていこうと思っています。それでも、色の調整、現像、ファイルの保存、元データのバックアップなど作業はS-RAWよりも重いです。今後ソフトウェアのアップデートでM-RAW、S-RAWの記録サイズが選択できるようになれば良いですね。

C-RAWデータの現像、やはり重い

最近の機種ではRAWかC-RAWなので、フルサイズの画像を50枚程度の現像を行った時でも、処理に時間がかかります。わかっちゃいるけど、やっぱり重い。パソコン自体の性能は他のパソコンよりもやや早い程度なのでパソコン自体の問題ではないと思います。やはり、以前の機種のように解像度を下げたM-RAW、S-RAWの設定があれば大量のRAWデータの画像現像でもストレスなく短時間でこなせます。より画素数の大きな機種では全ての撮影データを現像するのは更に時間がかかるでしょう。そうなると、本当に現像したい画像データだけピックアップして現像するやり方に代わっていくことだと思います。