婚活写真の加工、どこまでならセーフか?

婚活写真の加工について婚活写真の撮影をしているカメラマンが解説致します。

一般の方でもスマホの写真加工アプリなどで、顔の画像修正をよく使われる方も多いと思います。プロのカメラマンの場合は、Photoshopや専用ソフトなどでポートレートの画像加工を行っています。スマホの写真加工アプリでも、プロが使うソフトでも、かなり完成度の高い加工が簡単に出来ます。小さなサイズの写真であれば、どちらも遜色無いかもしれません。

個人がスマホの自撮りを加工して楽しむ分には良いのですが、婚活用の写真の場合はどうでしょうか?

目次



加工はどこまでセーフ

本来は、加工しない事がベストな選択だと思います。それは、婚活用の写真という事で実際に上手く話しが進んだ際に、相手と会わなくてはいけないからです。写真より実際の方が良いという事なら良いのですが、そうでない場合は困ります。
ある人場合、別の考え方には「加工する事によって実際に会える機会が増えるので、後はお会いした際の会話でカバーする」と言う考えの方もいらっしゃいます。

個人的な考え方として、これなら加工してもセーフと言える場合があります。その例をいくつかご紹介します。

顔のほうれい線をなんとかしたい

ある程度、加工してもOKだと考えます。
具体的には、画像加工ソフトで顔に当たる疑似的なライティング(光の当て方)の加工です。
顔のほうれい線、どなたでもあります。ただ、それが深いか目立たないかの差によります。全く無くすと不気味な感じ、アンドロイドのような印象の顔になってしまいます。なので、ある程度、目立たない程度のほうれい線として加工するという事です。

ほうれい線、写真撮影の際のライティングによって目立たない様に撮影する事が出来ます。顔になるべく影の部分を作らない光の当て方です。撮影のライティングの仕方で目立たない程度のほうれい線が写せるなら、画像加工もOKという考え方です。

撮影時に顔のほうれい線が出ても、ライティングの画像修正が可能です。

シミ、シワをなるべく目立たないようにしたい

ある程度、加工してもOKだと考えます。理由は、メイクでもある程度、シミ、シワをなるべく目立たなく出来るからです。実際に出来る事であれば、それに準じて画像加工してもOKだと思います。

完全に皮膚の質感を無くすと、ツルツルの肌になりますので、それはやり過ぎになります。スマホのアプリ加工でよく見かける様なやり過ぎな仕上がりになります。
皮膚の質感を残しつつ、メイクで出来るレベルに近い加工であればOKです。あえて多少のシミ、シワを残し目立たなくする加工です。

歯を白くしたい

技術的には可能ですが、実際に歯科クリニックでのホワイトニングをおススメ致します。

写真加工で歯を白くしても、実際に合うとすぐにバレてしまいます。歯科クリニックでのホワイトニングは2万円台で可能です。芸能人ほど白くはなりませんが、笑顔に自信が持てますのでおススメです。お相手との会話も弾むでしょう。

ホワイトニング後の画像加工であれば、さらに白くする事は、ある程度のレベルでOKだと考えます。現実でも歯は白い方なので。

男性のニキビ跡

加工はNGだと考えます。メイクでもあまり変わらないでしょう。
技術的に肌をツルツルにする事は可能でも、やはり実際に合う場合は、写真と実物との差が出ます。あまり気にせず髪型や服装、ホワイトニング、お相手との会話など他に気を掛けた方が良いでしょう。

たまたま、撮影のタイミングで顔に吹出物が出来た

これは、画像修正で消して構わないと判断出来ます。いつも顔に吹出物がある訳ではなので、そうであれば修正OKです。画像修正も簡単に出来ます。また、吹出物以外でも、顔をケガしたなどの場合も同じです。

顔を小顔に見せたい

実際の5%程度の顔痩せ加工なら、OKだと考えます。
但し、加工をしてもあまり変化が無いと思われるでしょう。5%程度の顔痩せ加工なら、多少のダイエットや顔のむくみを無くす事で、実際でも顔痩せできる範囲という事で、画像加工は、OKだと考えました。

加工の効果が少ないからと言って無理に画像加工すると、写真だけが別人のようになりますのでご注意ください。

まとめ

現実に出来ない事、実際に会った時に気づくレベルの加工はNG。

逆に短期間のダイエットや一時的な顔のむくみ、ヘアメイクでカバーできる事、撮影のライティングの仕方で出来る事、これらで現実に出来る事であれば、その範囲内で画像加工はOK、セーフだと思います。これならば、実際に会う機会があっても写真と実物との差が出ません。