写真編集用のパソコンはそう多くない

多くないと言うよりも殆ど無い。そもそも多くのパソコンメーカーが写真編集用にパソコンを作っていない。写真編集用のパソコンをネットやAI等で検索すると「CPUの性能や大容量のメモリ、ディスプレイはノングレア(非光沢)がおススメ」と書かれているが、それは間違いだ。

私の場合、撮影現場にパソコンを持ち込んで撮影する場合もある。撮影した写真をリアルタイムで確認しながら撮影する為、当然サイズはカメラバッグに入るノートパソコンとなる。

「カメラマンの使うパソコンと言えば、Macでしょう」と言う人も多い。私も昔は使っていました。MacBook Pro。ただパソコンでの作業はそれだけではない。写真編集以外の経理や事務系の作業をしたり、行政等とのやり取りや、Windowsでしかし買えないソフト、アプリケーションもある為、Windowsを使用しています。

私が写真編集用に使えると思ったパソコンは?

これだけは外せないポイント

・ノートパソコンである事(撮影現場に持って行ける)
・画面サイズ 16インチは必要(14インチは作業性が悪い)
・正確な色表現 OLED (有機EL) 3K 2880×1800 以上 sRGB 100%
・画面はグレア=光沢(ノングレア=非光沢は色が嫌い)
・NVIDIA GeForce RTX 5060 程度(AIを使った修整作業に)
・ストレージ はSSD 1T(500GB程度でも可)
・PhotoshopやLightroomが快適に動く事
・SDカードスロットが付いていれば便利(カメラのメモリカードをすぐ刺せる)
・メモリは32GBは欲しい(最低でも16GB)

値段を気にしなければ、いくらでも高いパソコンはありますが、使えそうなパソコンで安いものはこれだけ。安いと言っても50万前後する。以前とくらべて円安の影響や物価高のお陰で5年前と比べてかなり高くなった。

MacBook Pro 16インチ(Macなら)
ASUS ProArt P16 (H7606)(Windowsなら)

色々なパソコンメーカーのサイトで探したが、これしか該当するものは無い。(60万円以上ならこれより他にもある。80万、90万のパソコンは現実的ではない。)

MacBook Pro 16インチのディスプレイは、mini LED。ASUS ProArt P16 (H7606)のディスプレイは、OLED (有機EL)。有機ELの方が色が良いと思う。

写真用のパソコンで一番大事な事

色。写真の色。これが一番大事。

CPUの性能や大容量のメモリを気にしている人も多いようだが、それは一番気にするポイントではない。
色の表現が正確に表示できないパソコンは使えない。モニターに映った写真の色を確認しながら、暗い、明るすぎ、色味を変えたり調整しているので、モニターの色が正確でないと作業ができないのだ。写真用のモニターにノングレア(非光沢)のモニターが使われているものも見かけるが、私は絶対にグレアしか選ばない。写真のツヤ感が出て好みなのだ。
ディスプレィ、モニター性能の低い低価格パソコンで写真編集はムリ。

モニターは絶対にグレア(光沢)

新鮮なフルーツの断面の写真をノングレア(非光沢)で表現できるだろうか?水辺の小川が流れる夏の風景写真の清涼感や小川の透明感をノングレア(非光沢)で表現できるだろうか?出来ないのは明らかだ。写真にノングレア(非光沢)はお勧めしない。

私はすっとグレアのパソコンを使っtいるが、画面が反射して見づらいと思った事は一度もない。ノングレア(非光沢)のモニターは表計算や文章や図など事務系に向いているが、写真には向かない。パソコンの画面に限らず、iPhoneだって、大型テレビだって、みんな無意識にグレアの画面を使っている。写真にはグレアなのだ。

昔の画面がピカピカ光るグレアの画面と違って、見やすいのは大型テレビのように画面の上に低反射フィルム加工がされているのではと私は思う。定かではない。

16インチはほしい

PhotoshopやLightroom、たまに動画編集などを行う場合、色々な操作パネルを使う事になるので14インチだと作業性が悪い。写真の確認自体も表示できるサイズがイマイチ小さい。見ずらい。やはり16インチのサイズは外せない条件だ。1920 x 1080だとPhotoshopは厳しい。2880×1800以上は欲しい。

NVIDIA GeForce RTX 5060 程度はほしいところ
PhotoshopでAI編集が今後も増える事でしょう。AI編集を快適に使用するならNVIDIA GeForceは外せないポイントだ。NVIDIA GeForceを使っているパソコンメーカーは少ない。高価なパーツなのだ。ノートパソコンにNVIDIA GeForceを使っているメーカーでも、搭載モデルは上位モデルだけだ。NVIDIA GeForceを一つも搭載しているモデルが無いメーカーも多い。NVIDIA GeForce以外でもPhotoshopは動くけれども、、、やはり性能が違うような。

ストレージ はSSD 1T程度で十分
容量が足りなくなれば、外部ディスクに保存すれば良い。私の場合は、撮影後のデータはすべて外付けディスクに保存してパソコン内はなるべく不要なデータは置かないようにしている。その方がパソコンのメンテナンスがしやすいからだ。今使っているパソコンは500GBだけれど、容量が小さいと感じた事はない。容量が足りなければ外付けに保存すれば済む話だ。

メモリは32GB

カメラの記録画素数が大きくなっている。プロの商業カメラマンならわかっている事だが、仕事でそんなに大きな写真サイズは必要無い。しかし多くのカメラ愛好家にはより大きな記録画素数が魅力的なのだろう。メーカーも売れるならそれに従う。記録画素数が増えるとパソコンの処理能力も増える訳で、より編集に多くのメモリを消費する。16GBでも良いけれど、今後はよりAIを使った編集等も増えメモリも32GB位は欲しいところだ。ちなみに40分以上の長い動画編集ならメモリは32GB以上無いと楽に作業出来ない。常にメモリを気にしながらの作業になるだろう。

それ以外に欲を言えば、パソコン重量がもう少し軽くなれば持ち運びに都合がいい。
物価高、円安とは言え、価格50万円以内で何とかしてほしい。

多くのパソコンメーカーが写真編集用に使えるパソコンを作ってほしい。