商業写真撮影を行っているプロカメラマンです。撮影後の写真データは、ウェブデザインご担当の方やその他、様々な方々を通してホームページ等にも利用されていますが、時々、ホームページで見る自分の写真は、撮影時のものより暗く見えたり、シャープネスが甘かったり、色味が違ったりすることがあります。ここでは、プロカメラマンが撮影したオリジナル写真データを、実際にホームページで使用される場合でも、写真をより美しく見せるポイントをご紹介します。
ホームページ用写真は、表示サイズ毎に写真の調整が必要
オリジナルの写真データは綺麗に見えるのに、ホームページだといまいちの写真に見える事があります。その原因は、ホームページ用にリサイズした際の工程にあります。もし、ホームページに表示させる写真サイズを、単純にリサイズしただけなら、綺麗な写真に見えません。
ホームページで写真をより美しく見せるポイント
・明るさ
・コントラスト
・シャープネス
・彩度
の4つ。
これらすべてを調整する必要はありません。それぞれの写真により使い分けます。
写真サイズが小さくなると、この4つの要素が物足りなく感じます。それは、写真サイズが小さいからです。小さなサイズの写真から受ける印象と、大きな写真サイズから受ける印象は変わります。つまり、写真としてのメリハリ(明るさ、コントラスト、シャープネス、彩度)が弱く見えるのです。
別のサンプル写真です。
●まずは、オリジナル写真
●単純にリサイズしただけの写真
●ホームページに修正したもの
こちらの写真も更に小さくして比較してみます。
●単純にリサイズしただけの写真
●ホームページに修正したもの
こんなに小さな写真サイズでも、大きなオリジナル写真と同等の雰囲気が出ています。小さな写真サイズこそ判りやすいように画像の強調、メリハリが必要です。
リサイズ時に、jpgの圧縮率(画質)に気を遣うだけでなく、小さくした時の写真全体の印象も大切にしながら修整をした方が、より綺麗に写真を見せる事ができます。お試しください。