雰囲気のある商品写真を撮りたい。そのような撮影をイメージ撮影、イメージ写真撮影、または、イメージ商品撮影と言います。よく、メーカーのカタログやホームページなどに大きく商品のイメージ写真を目にする機会があると思います。イメージ商品撮影についてご説明いたします。

撮影の前に決めておく事

高級感、ナチュラル、個性的、和風、洋風、オリエンタル、アジア、伝統的、ファミリー、庶民的、安心、信頼、革新的、素朴、本物、こだわり、新鮮、丁寧、優しい、など

イメージ商品撮影ですから、その商品にどんなイメージや印象を持ってもらいたいのか?考えておかなければいけません。

例)
・健康的でナチュラルな優しいイメージ
・とにかく鮮度が良い、新鮮さをアピールしたい
・高級感、伝統的、リッチな雰囲気でユーザーにアピールしたい、古い中世のお城
・素朴なアーリーアメリカン
・和の雰囲気、茶室のようなイメージ

キレイなイメージ商品写真が撮れたと仮定します。
しかし、その写真は、本当にその商品コンセプトと合っているか?撮影イメージを固める前に決めなければいけません。方向性の違うイメージ写真はお金も時間も無駄になります。

撮影イメージが決まらない時は?

・撮影する商品プラス小物1~2点(引き立て役)で撮影する
・その商品に関連するものを傍に置く
・花を近くに置いてみる(安易かもしれませんが、、、)
・その商品を色々な場所に置いて、それに合う場所を探す
・他のイメージ写真を参考にする

脇役としてその商品(どんな商品?)に合うものと合わない場合があります。その商品に関連するものを傍に置くのは、アリだと思います。大抵は合うものです。(関連性があるから成り立ちます)他のイメージ写真を参考にするは、その商品と同じジャンルのものを参考にします。アイデアが思いつかなければそこから考えてみてはいかがでしよう。

撮影を決定していただければ、イメージ写真撮影のアイディアをご依頼いただいた内容から一緒に考えて撮影する事も可能です。撮影アイディアは数日、お時間をいただき電話での打ち合わせ等にて決定後、撮影となります。

イメージが決まれば、撮影場所探し

簡単なものであればスタジオ内で再現できるものから、そのイメージに合った場所探しをしてそこで撮影する場合もあります。撮影時間より場所探しや撮影で使用する小物の用意などの準備の方が時間が掛かります。普段から撮影に使えそうな場所探しもカメラマンには必要な時間です。

イメージ撮影は、途中から大きなイメージ変更は出来ない

準備に準備を重ねて行うイメージ撮影の場合、途中から大きなイメージ変更は出来ません。朝の光のイメージから夕方のイメージにする事は可能ですが、全く違うイメージなどは、事前に用意していた撮影用の小物も無駄になります。それだけに、最初のイメージを固めておく事が結果的にロスのないイメージ撮影となります。

イメージも撮影場所も決まり、いざイメージ撮影

撮影時には、準備した内容を撮影していきますが、それでも1カット3時間から5時間は掛かると思います。イメージ通りの雰囲気を撮影するには、そのくらい時間が掛かります。イメージ撮影は1カットに撮影前の準備の時間や手間、イメージ撮影のための小物代、本番での撮影時間などトータルでは一般の撮影とは異なりますので、撮影料金も高くなります。

札幌での商品撮影については、こちらをご覧ください。