三脚が撮影本番開始でいきなり壊れた。

センターポールを固定する蝶ネジが、絞めようとしても全然効かない。ネジが途中で空回りするようだ。このネジが効かないと、三脚の雲台がフラフラする大事な部分なのだ。しょうがないので触らないように何とか撮影終了。

メーカーサポートは1年。もう購入してから1年半は経っているので他の方法を探す事にした。修理してくれる会社があるようだけれど、お金が結構掛かりそうなので、自力で修理してみることにした。

三脚を自力で修理する

メーカーサイトでスペアパーツがないかチェックすると、manfrottoの三脚毎に細かな部品のパーツ図が見つかった。多分、品番から問題だと思われる「センターポールを固定する蝶ネジ」の品番と、どういう三脚の構造かを図からチェック。三脚自体は、シンプルな構造なので、パーツさえ交換すれば元に戻ると思った。そこで、ヨドバシカメラで、スペアパーツを発注。発注から数か月掛かると言われた。やはり国内にはメーカーでも在庫が無いようだ。交換パーツの値段は、わずか千円ちょっとだそうだ。うまく直せれば、かなり安く済む。

パーツが来るまで、三脚を分解してみた。分解するには、トルクスレンチが必要。買った時の箱をみても入っていなかったようで、とりあえず、これがなければ分解もできない。ただ、トルクスレンチといってもサイズがわかなければ、不要なサイズのトルクスレンチも買う事になるので、トルクスレンチの番号(サイズ)を探すことにした。ひょっとしたら、manfrottoのパーツ展開図にヒントがあるかもしれないと見てみると、ありました。レンチのサイズは、T25。早速、ホームセンターの工具売り場で、探すと在りました。トルクスレンチは、TXレンチとも言われるようで、T25を購入。

後でよく探すと、有りました。買った時に箱に入っていたトルクレンチ。メーカーさんもよく考えています。すっかり忘れていました。よく確認しましょう。

早速、メーカーの三脚構造図(スペアパーツ図)を見ながら分解。やはり構造は、三脚なのでシンプル。これならパーツがあれば直せそうだ。問題だと疑ったネジをルーペで見るとネジ山がかなりすり減っていて、これでネジが空回りする事がわかった。ネジを受ける四角ナット(板ナット)の方もすり減っているようで、これも交換が必要。たかがネジ、しかし三脚には一番重要なネジだ。

ネジがイタリアから届くまで、数か月掛かるという事なので、それまでの代替え品のネジがないか?調べてみた。ネジが、日本国内の仕様ではなくて、アメリカのネジの規格を使用しているようだ。UNF(ユニファイ)ネジNo.10、 32山 長さ20ミリ。出来れば蝶ネジ。そこまではさすがに無理か。UNF(ユニファイ)ネジ自体が国内ではまず珍しい。これに近いのが、M5という国内規格のネジのサイズ。ただ、やはりややスカスカする。サイズがぴったり合っていない。ネジのメスのほうもこれに合ったものでなければいけない。
諦めて帰ると、メーカーからパーツが届いたとの連絡が来る。発注してから約1か月で届いた。値段は、わずか税込1,015円。嬉しい事にネジだけでなく、四角ナットも付いていた。

届いたパーツと、問題のある古いパーツ。
ネジと四角ナットがセットになっていた。これごと、新品と交換する。古いのは、四角ナットもネジ山がダメになっているからだ。

早速、分解して交換。そして、復活。部品があれば簡単。

●修理に掛かった費用
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TXレンチ・T25  474円(税込)
manfrotto ネジパーツ 1,015円(税込)
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合計金額  1,489円(税込)

交換パーツと、トルクスレンチがあれば、他の部分でも自分で修理可能だと思います。ご参考まで。
修理後の経過、あれから3年が経ちましたが何の問題も無し。普通に使えています。修理してよかった。

そもそも、三脚自体は丈夫な作りなので、殆どの部品は壊れません。また、パソコンのような複雑なメカ的な作りの箇所も無いので、故障があるとすれば稼働部分、ゴム類、ネジなどでしょう。もし使い慣れている三脚なら、部品をメーカーなどに問い合わせてはいかがでしょうか。作りがシンプルなだけに部品があれば自分でも直せます。