セミナー会場でカメラマンが写真撮影をする際の注意点をまとめてみました。

蛍光灯の問題(フリッカー現象)
大抵のセミナー会場として使われる部屋は、蛍光灯が使われている事が殆どです。望遠レンズで人物のアップを撮る時など、手振れを防止する為に被写体との距離に合わせて早いシャッタースピードで撮影する事になります。また、プロジェクターの使用で暗い室内の場合はISO感度も高めに設定しなければならない事で、当然、写真の画質は荒れます。明かりが暗い、蛍光灯、動きが早い、距離が遠い、撮影ポジションが限られる、カメラマンにとって撮影にはかなり厳しい撮影条件です。

メインの演説者、ゲストの方たちのセミナーも持ち時間の最初では、話すスピードや体の動きもあるのでどうしても早いシャッタースピードでなければブレてしまいます。必ずフリッカー現象が起きるという訳でもないので、撮影の都度、確認して撮影すると良いでしょう。

もし、蛍光灯の影響でフリッカー現象が起きたのなら、シャッタースピードを少しずつ下げていきます。画面で撮影した画像データを確認して、影響の出ないシャッタースピードで撮影します。つまり、演説者、ゲストの方たちの動きが一瞬、止まったタイミングを狙うという事になります。セミナーの開始よりも後半のほうが、動きも落ち着いてくるので、ブレないタイミングを狙って撮影すると良いかもしれません。それは、演説者、ゲストの方たちの個人差にも因ります。その他、望遠レンズの場合は、焦点距離を短く近づいて撮影する事でシャッタースピードを少しずつ下げる方法もあります。

どの方法でも、撮影の都度、画像を確認して影響が出たなら撮影ポジション、シャッタースピード、絞り、焦点距離などカメラの設定を変える、撮影タイミングなど変えてトライしていくしか無いでしょう。

シャッタースピードは少し下げるだけで解決できる事があります。

※フリッカー現象とは、
通常、人間の目ではわからないような蛍光灯のちらつきが原因で、カメラの早いシャッタースピードで撮影した場合に写真の色が全体的、または部分的に茶色がかった色に写る現象を言います。
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追記

カメラマンが執るべきフリッカー現象の対策は?

こんな記事を書いた後で、canon 7Dmark2のカタログを見てみると、なんと、フリッカーレス撮影の機能が搭載されていました。蛍光灯などのちらつき周期を自動で探知してちらつきの起こらない光源のピーク時のみに撮影する機能だそうです。凄いですね。カメラも進化しています。フリッカー現象の対策もこれで解決です。


ちなみに、canon 7Dmark2以外のカメラでも最新のモデルEOS-1D X Mark II、5Ds、80Dなどにもフリッカーレス撮影の機能があります。
実際に蛍光灯の灯りで撮影したところ、その効果を実感しました。完全ではありませんが、フリッカーレスをオンにすると、かなりの効果があります。


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