レンズ交換のできる一眼レフカメラでは、使用するレンズによって写真撮影の表現が大きく変わってきます。こんな写真を撮ってみたいと思えば、まずレンズ選びから考えてみてはどうでしょうか。

●F値の明るいレンズ
このタイプのレンズでは、次のような写真撮影が得意です。
・暗い場所での撮影
・背景のボカシ
・早いシャッタースピード

暗い場所で撮影する時、標準的なレンズを使った場合では、暗いのでシャッタースピードを遅くしたり、三脚を使ってスローシャッターでも手ぶれをしないようにしなくては撮れません。しかし、暗い所で動きの速いものを撮影するには、スローシャッターが使えません。その場合は、iso感度を上げる事になります。
F値の明るいレンズであれば、このような時に標準的なレンズより有利に撮影が可能です。

また、F値の明るいレンズではボカシ効果も得意です。絞りを開放にしてピントを当てる部分と背景のボカシ具合が綺麗な写真撮影が出来ます。

更に、標準的なレンズより早いシャッタースピードでの撮影が可能です。これは、単に早いシャッタースピードがキレるという事以外に、絞りを上げて且つ早いシャッタースピードがキレるという事です。

●単焦点レンズ
シャープな画質で撮影したり、ボカシ効果を使った撮影などに使います。一般的な高品質のズームレンズよりシャープな画質の写真が撮影出来ます。単焦点レンズは、F値の明るいレンズが殆どなので、これらと共通したメリットがあります。ズームが無いレンズなので、狭い室内などカメラを持って後ろに下がれない場合などは撮影出来ない事もあります。写真を大きくプリントする場合やポスターなどのサイズが大きな写真使用の場合は、ズームレンズより単焦点レンズで撮影した方が、より写真のシャープさに差が出ます。

●広角レンズ
標準レンズより広い範囲を撮影出来ます。標準レンズでも撮影したいモノや空間から離れれば撮影出来ますが、後ろへこれ以上、下がれない場合に使用します。撮影範囲を広くする事で遠近感が強調されたような、写真の四隅が引っ張られたような写真になります。広大な風景、目の前の大きな建物や、テーブルいっぱいに広がる沢山の料理などの撮影に使えます。

●超望遠単焦点レンズ
このクラスのレンズは100万前後と大変高価なので、プロカメラマンかアマチュアでも被写体が決まっていてそれを撮り続けている方が使っている場合が多いようです。超望遠ズームレンズより明るく、単焦点レンズのメリットをそのまま活かせます。どこから狙って撮影するかがこのレンズの一番のポイントです。レンズ自体が大きいのであちこち撮影ポイントを変えて撮影するのではなく、同じ場所でじっくりとタイミングを待って撮影するタイプのレンズです。もちろん画質はシャープでボケも綺麗です。

撮影したいシーンや撮影環境、撮影条件に合ったレンズがより良い作品を可能にします。