ホテルやレストランのロケ先、出張写真撮影先で料理や建物、人物撮影で色々な撮影がある中で、ワインボトルの単品(キリヌキ、ブツ撮り)撮影があった場合、比較的に手軽に撮影するライティングを紹介します。

ワインボトルのキリヌキ、ブツ撮り写真撮影
ロケ(出張写真撮影)なので、スタジオのように多くの機材を使うのは大変だと思います。ちょっとした撮影機材で撮影します。

主な撮影機材
・白黒のレフ版(ワインボトルの高さよりも大きいもの)
縦516ミリ・横364ミリのもの2枚
・黒ケント紙(B4サイズ程度)
・ストロボ 1灯
・ソフトボックス 1(長方形のもの)
・ガラスのコップ(ロケ先で借ります)

やや広めのテーブルの上に白黒のレフ版を背景紙代わりに立てて使います。ワインボトルの底と同じくらいのガラスのコープ底の大きさが同じものをテーブルへ逆さにセットします。
ソフトボックスは長方形のもので縦にしてワインボトルの左側に光が当たるようサイド光としてセットします。ソフトボックスの角度は直角にします。

黒ケント紙を縦長になるように2つに折ります。さらに自立しやすいように2センチ程度、片方を折ります。これを2セット作っておきます。スタジオでちゃんと撮影する場合は、ボトルのラインに合わせて黒ケント紙をカットしますが、ここでは簡易的な撮影としています。

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ワインボトルは、同じものがある場合、以下のものを選びます。
・なるべく表面に傷の無いもの
・ラベルの綺麗なもの
・ボトルの上のラベルと下のラベルの中心が合っているもの

それでも目立つキズは、撮影後、画像修正ソフトで修正します。

また、冷えたワインボトルの場合、表面の水滴を拭いても撮影中に汗をかく為、常温のものがあれば、そちらを使った方が良いでしょう。冷えているボトルしかない場合は、撮影中、何度か乾いた布でよく拭きます。

ワインボトルをセットします。
ワインボトルのラベルからボトルのセンター位置を判断し、カメラのファインダー内縦のセンターと合わせます。ボトルが正面を向いている事を確認します。これがズレていると、ライティングが良くても撮り直しになります。
カメラの水平垂直をチェックします。水平垂直がズレているとボトルにパースがつきます。

チェック項目
・ボトルのセンター、商品が真正面になっているか?
・カメラの水平垂直、パースがついていないか?

背景紙代わりの白黒のレフ版は、ソフトボックスの光の当たる角度と平行になるようにします。これでワインボトルの背景からも反射光を透過光代わりにします。

商品の色を忠実に再現する為、カメラの設定は忠実設定、色温度はストロボ、または色温度を測定し設定します。

これでボトル両サイドに立てた黒ケントを何度か位置を調整して撮影します。
撮影中に、ワインボトルのハイライト部分にムラが出ています。何かの写り込みかと思いましたが、ボトル表面の拭きムラや汗だったようです。一旦、ワインボトル表面を綺麗に拭き直します。

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ボトル表面の拭きムラ

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ボトル向かって右側を暗く落とすか?少し明るくするか?はカメラマン毎のお好みですが、この部分のライティングを調整するには、もう1枚厚紙に貼った黒ケントを背景紙代わりの白黒のレフ版に立てかけます。この黒ケントの位置でライティングを調整すると良いでしょう。

Copyright (C) TAKAMASA NIITSU
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右側のボトル透過部分を暗く落とすには、黒ケントを背景に入れます。

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黒ケントを背景に入れた場合

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ボトル上部のメインハイライトと反対方向に、中途半端なハイライトが上部に入っているので、別の黒ケントで光をカットします。
また、ハイライト部分の境目にボトルの成型時のクボミがあるので、フォトショップで画像修正が必要です。メインのハイライト部分はこのカットの一番の見せ場なので目に付きやすくなる部分です。プロのカメラマンとしては気になる部分は修正を加えておきます。

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台にするグラスは大きさが小さいと、ワインボトルが撮影中にコケます。
また、ハイライトをより綺麗にする為にも、ワインボトルは乾いた綺麗な布で丁寧に磨きましょう。布の繊維がボトルに付着している場合もあり、ブロアーで吹き飛ばしておきます。

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