
企業や個人などでプロカメラマンへの写真撮影が必要な場合、一般的な写真撮影のご依頼、撮影の仕事依頼の仕方についてご説明いたします。カメラマンへの写真撮影の依頼の場合にご参考としてください。重要な項目は以下となります。
カメラマンへ撮影依頼のポイント
・撮影する場所、住所
・大まかな撮影内容(何を撮影するのか?
・カット数(大まかな写真点数)
・使用用途、何に使う為の写真か?(HP用、印刷用、プリント用?)
・撮影のご希望日時
・料金の確認
・お支払い方法
・納期
・当日の立ち会いの有無
カメラマンとの撮影日時の調整
撮影地域でカメラマンが見つかっても、撮影希望日時のスケジュールが合わなければ、他のカメラマンを探す事になります。撮影依頼の際には撮影の予定日はとても重要な要素となります。
撮影する内容、ジャンルの確認
カメラマンへ仕事依頼をする前に、撮影する内容とカメラマンの得意ジャンルを確認します。得意ジャンルが違えば、カメラマン自身がそれを上手く撮影することに自信がない分野と言えます。カメラマン毎に経験や得意分野がありますので、他のカメラマンも含めて再度検討が必要です。
但し、地方の場合は、仕事量が東京と違い少ないので、幅広くジャンル問わずに撮影できるカメラマンもいます。また、大きな組織で仕事している場合、ジャンル問わずに仕事が入るので、自然とジャンル問わずで撮影できる事になります。私の場合もジャンル問わず撮影できます。
使用用途、何に使う為の写真か?
印刷用、ホームページ用、広告用、記録資料用、プリント用など、写真撮影の場合は、色々な使用用途があります。使用用途が判れば、必要としている大体の写真記録サイズや色空間設定などがカメラマンに伝わります。使用用途に合わせて、最適なサイズの提案や納品する事が出来ます。
撮影する内容が多岐にわたる場合は、特に内容を伝える事が大事
出張写真撮影では、写真撮影する内容により必要な機材を持ってきます。撮影する内容が多岐にわたる場合では、これらの撮影内容が上手くカメラマンに伝わっていないと、必要とする撮影機材を持ってこない場合が出てきます。出張写真撮影では、色々な撮影機材がありますが、すべての機材を持ってくるとなると大変な事です。あれば便利かもしれませんが、撮影に使わない機材を持ってくると本来の撮影の邪魔になったり、移動が多い場合は、撮影のフットワークが悪くなったりと良い事はありません。通常でも、もしもの時の為に予備で持ってくる機材もありますので、更に不要な撮影機材をもってくるのは、カメラマンとしては避けたいものです。
撮影内容をお聞きして、本当に必要なものであれば、持っていくという事になります。それ以外に万が一の場合の機材も持っていきます。カメラマンに依頼する場合、撮影内容を十分に伝えておくことが重要です。
撮影費用の確認
撮影するプロカメラマン毎に費用が変わりますので、予め撮影内容やカット数を伝え見積を出してもらうと良いでしょう。実際には、色々なオプションや経費などが加算して予算オーバーとなるカメラマンもいます。他に必要な経費などが無いか確認が必要です。
カメラマン毎に撮影のレベル、料金は千差万別です。不明な点は、撮影依頼の前に事前に確認しましょう。
料金は、撮影料金で聞くよりも、総額(トータル)でいくらになるか?
聞いてみた方が良いでしょう。プロカメラマンによっては、撮影料金とは別に掛かる費用もある場合もあります。撮影料金は安くても、他に出張交通費、データ加工料、基本料金など様々な項目で費用が掛かるカメラマンもいます。
支払い方法の確認
写真撮影後の支払い方法についても、それぞれのカメラマン毎、会社毎に違いますので、請求書払い、現金払いなど予め確認しておくと良いでしょう。
納品方法と納品日の確認
撮影後の写真データをどのように受け渡しをするのか、いつまでに写真データが必要なのか?すべての撮影データが必要なのか?ピックアップした写真データだけでよいのか?カメラマンによっては、撮影から1週間、10日、2週間、1か月という人も居ます。私の場合は、当日から遅くても翌日です。納期が長いからと言って丁寧に時間を掛けてレタッチをしているという訳ではありません。早いからと言って手を抜いている訳ではありません。撮影後のレタッチや修正などやっている事は大体同じです。
その仕事を後回しにするかしないかの差です。納期が合わない場合は他の人も検討しましょう。
カメラマンによって違う納品データの中身
撮影後の納品データの中身って、どのカメラマンに頼んでも同じだと思っていませんか?実際はカメラマンによって全然違います。
・カメラマン側でピックアップした良いと思う写真だけ送ってくるカメラマン
・撮影した写真の全てを送ってくれるカメラマン
・必要以上に重たい写真データ、大きな写真サイズで送ってくるカメラマン
これらは、事前に確認しておけば希望に近いデータになるでしょう。全ての写真ではなくピックアップした写真だけで良いと言うお客様も居れば、全ての写真を送って欲しいというお客様も居ますし、大きな写真データサイズでなくて小さな写真サイズが良いという方も居ますし、色々使えるように大きな写真データが欲しいという場合もあります。ご要望は人それぞれですので、事前に確認した方が後々スムーズです。
撮影現場への立ち会いはした方が良い
撮影は原則、立ち会われた方が良いでしょう。考えていた写真の仕上がり、思っていたような写真と違うと言う事はよくあります。その現場でしかわからない事や事情、その日の天候やその他、撮影に関する環境などがあるからです。その撮影現場にいれば理解できるのですが、現場に居なければ理解出来ないでしょう。限られたその状況下でご希望のイメージに近づける事が大切で、その為に現場での対処、判断が必要になります。
撮影当日、実際の撮影現場に立ち会えない場合は
撮影現場に立ち会われない場合は、事前に写真データのサイズや解像度。必ず撮影してもらいたいもの、特に撮影してもらいたいもの、人。撮影の必要のないもの、事。撮影時の注意点。撮影現場で、判らない時ご指示いただける方の携帯番号、お名前。
縦で撮影するのか?横で撮影するのか?撮影リストや使用を予定しているデザインのレイアウトがあれば良いでいょう。参考写真があれば、それらもメールなどで送っておくとより判りやすいと思います。カメラマンへの仕事依頼の際には、これらをご参考にされると仕事がスムーズかと思います。